早速みてまいりました
「ダーク・ナイト」
ネットなどでの評判は良過ぎるので、金曜日にテレビで放送された
「バットマン・ビギンズ」を見てから。
とりあえず長いんだけど、その間にクライマックスでは?という盛り上がりを
何度も見せてくれるために飽きません
邦画の大作というと、無駄なところに大金つぎ込んでて(相棒のマラソンとか)
なんだかなーという感じなのですが、こちらはさすがとも思えるお金のかけ方
楽しめますねー
みなさんが大絶賛のジョーカーのヒースレジャーも評判どおりの存在感でした
俳優陣も悪役との対比含めて正統派二枚目が多いのだけれどそれが逆にこの暗黒街ゴッサムシティの
正義の光という感じで素敵です。
大好きなゲーリーオールドマンのえっ!?という仕掛けとか、裏切り者の意外さにはちゃんと脅かされたし。
バッドモービルのすごさも↑バットポッド?とかいうバイクも格好イイー!
バットマンの苦悩が、そして選んだ自分の道がタイトルの「暗黒の騎士」という一言になっていたのですね。
バットマンが、ヒーローや正義や光ではなく「暗黒の騎士」になった(選んだ)その物語というわけです。
彼はみんなに愛されるようなヒーローではない、理解者は一握りの孤高の人。沈黙の守護者。
ただ長くてダラける映画もありますが、丁寧に主要登場人物の心理を描いていくと
この長さになってしまうし、そうすることによってトゥーフェイスがトゥーフェイスになるべき
物語りも生きてくるんじゃないのかなぁ。
バットマンもトゥーフェイスもすごく丁寧に描かれているので、その高潔な精神が悪と狂気に
変わってしまう紙一重のせつなさが伝わるんだと。
あともう一点、バットマンに関してはそのほかの人たちの協力なくしては悪を倒せない
ところ(執事であり。警部補であり。自社の取締役であり。優秀な検事だった)も
面白いところですよね。
一緒に見に行った夫は「じれったかった」と言っていたのだけれど(苦笑
そこが人間らしくていいところじゃないですか。
スカっとするヒーロー物を求めているんだとすればこれはお門違いです。
確かに長い!なので疲れちゃったりダレちゃったりしないかといえば嘘になるけど
あの世界観にどっぷり浸かれて楽しめます
作品の中では死なずに次につづいたジョーカーの存在が、次作では他の俳優
さんになるということだけが残念です
楽しめました。